曳き家、動きました。
確認申請の仕事の「曳き家」が、動いたと知らせがあり、
早速、現場監理に出掛けました。
しかし、見に行ったときには、すでに動いた後でした...。
曳き家は、子供の頃に一度見たことはあるのですが、
現在の施工状況に興味があったので、非常に残念でした。
そんなことで、現場担当の方に施工方法を聞きました。
1. H鋼を主要土台の下の左右に抱かせる
2. 既存アンカーボルトをカットし、ジャッキアップする
3. 鉄道用のレールを水平を出しながら敷く
4. H鋼に台車を設置し、レールの上を引っ張る
5. ブレーキがないため、ゆっくりと時間をかけて、手動のウインチを使う
6. 直線のレールのみで、方向転換はレールを敷き替える
7. 土台に新規のアンカーボルトの穴を空ける
8. アンカーボルト、ホールダウン金物を取り付ける
9. H鋼を抜く
10. H鋼部分の逃がしておいた鉄筋をガス溶接する
11. 10.の部分のコンクリートを打設する
以上、聞き覚えた内容ですが、いやはや手間が多いですね。
曳き家は、家を持ち上げることから、不同沈下などの地盤事故の
改修工事の際にも、出番があります。
こういったことでお困りの方は、ご相談ください。
良い業者を、ご紹介いたします。
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