謹賀新年
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あけましておめでとうございます。
新年を迎え、新たな気持ちで清々しいですね。
今年のブログの書き初めは、やはり「家」のことです。
ボクの生まれは、新潟の雪深い山里です。
そして、「昭和の豪雪」育ちです。
冬の生活は、寒くて暗いというのが、強く印象づけられています。
それでも子供たちは楽しかったのですが、大人の苦労は、
雪のない静岡に住むようになって、やっと解るようになりました。
さて、雪国の住宅事情は、ここ20年ほどで大きく変わりました。
雪に埋もれないように、基礎を高くし、玄関は2m近く地盤面からあげられています。
また、雪が一定の方向に落ちるように極端に変形したへの字の屋根が乗っています。
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雪を克服するという目的は、果たされたのかもしれません。
しかし、里山の風景は一変し、無惨な光景となってしまいました。
また、お年寄りは高くなった玄関をあがることも、降りることもできずに、
地域のコミュニティーから切り離されてしまいました。
「浅知恵の建築」の結果で、非常に残念です。
求めることは、雪下ろしが簡便で、落雪した雪だまりを処理すること。
それと光を取り入れ、かつ暖かいことです。
なんとか工夫して、美しい形態と性能の両立した典型となる
ケーススタディをつくってみたいと思います。
今年中にできるか、はたまた10年くらい掛かるかわかりませんが、
一案、この正月にひらめいたので、それを手がかりに考えてみようと思います。
今年も、このようなHITO+KEN(ひとけん)ですが、よろしくお願いいたします。
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