家移り。

たかだい

2012年08月19日 04:35

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先日完成し、引き渡しになった「二之宮の家」で、完成の宴が開かれました。
新しい家に移ってから、職人達を招くもので、「家移り」といわれる宴です。

棟梁の「ヤウツリに招かれるなんて、何年ぶりだろう」という言葉が印象的でした。
大工の仕事は「キレイに納めてあたりまえ」という世界です。

床材一枚でも、「ココの一枚をキレイに入れるのがむずかしい」というのがあります。
できてしまえば、なんでもないのですが、実はすごく苦労をしてそうなっているのです。

逆に、ボク等のような設計の仕事は、たんなる表面上の演出や脚色ではなく、
ココロから感動させる、感動を引き出す仕事です。
職人とは違う次元で、せめぎ合い、完成度を高め、研ぎ澄ませます。

職人魂と設計魂が合致したからこそ、「ヤウツリに招かれる」のだと思います。

たくさんのいい話と、いい料理、いいお酒を戴けました。

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