家移り。
(+)
先日完成し、引き渡しになった「二之宮の家」で、完成の宴が開かれました。
新しい家に移ってから、職人達を招くもので、「家移り」といわれる宴です。
棟梁の「ヤウツリに招かれるなんて、何年ぶりだろう」という言葉が印象的でした。
大工の仕事は「キレイに納めてあたりまえ」という世界です。
床材一枚でも、「ココの一枚をキレイに入れるのがむずかしい」というのがあります。
できてしまえば、なんでもないのですが、実はすごく苦労をしてそうなっているのです。
逆に、ボク等のような設計の仕事は、たんなる表面上の演出や脚色ではなく、
ココロから感動させる、感動を引き出す仕事です。
職人とは違う次元で、せめぎ合い、完成度を高め、研ぎ澄ませます。
職人魂と設計魂が合致したからこそ、「ヤウツリに招かれる」のだと思います。
たくさんのいい話と、いい料理、いいお酒を戴けました。
関連記事