震災の現地から1。
今回の中越沖地震では、柏崎市の報道ばかりが目立っていますが、
長岡市内で唯一、震度6強を観測した小国町も一部の地域でダメージを受けたようです。
小国町は、ちょうど小千谷市と柏崎市に挟まれ、2004年の中越地震にも被災しました。
小国町には、ボクの実家があります。
現地・父からメールが届きました。
以下、そのメールです。
現職でないと情報に疎くなります。新聞に長岡市内において下小国小だけが休校という報道に疑問を感じていました。今日は休校でなくなったので問い合わせたところ、渋海小学校に間借りをして授業再開とのこと。理由はこの度の地震でかなりダメージを受けた様子。
早速行ってみましたところ、剪断による破壊が随所にみられました。
仮設校舎の建設が急がれているそうです。
震度6強を観測したのは長岡市では小国だけです。
代表的な状況を添付します。
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見事に破壊されています。
RC造(鉄筋コンクリート造)の「教科書通り」の壊れ方をしています。
このヒビで、この建物はもう使い物になりません。
「もったいない」ですが、取り壊すしかないのです。
ボクは、こうしたRC造が好きでないのですが、
ちょっと壊れたら一巻の終わりで、単なる廃棄物になるからです。
まったくサスティナブル(循環型)な建築ではありません。
次の校舎を造るならば、子供たちに校舎そのものが、環境学習できるような、
環境負荷を考えた、美しいシェルターの「木造校舎」を提言したいと思います。
長岡市の担当者の方、よろしくお願いいたします。
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