火球の記憶。

たかだい

2007年08月13日 23:27


今日はペルセウス流星群の極大でした。
暑い夏の、夜〜明け方に見られるので、とても観測しやすいですね。
どのくらい出現するか、楽しみです。

しかし、昨日は夜半に曇り〜明け方小雨、今日はもう小雨が降っているので、
明け方に期待するしかないですね〜。

さてさて、小学校4年生くらいの頃のお話しです。
光害の少ない新潟の実家では、兄がかなり天文にのめり込んでいて、
望遠鏡を出したり、夜空を見上げることは日常でした。

そんなある日、ふと見上げると、西の空から東へゆっくりと赤い火の玉が!
再現したのが、上の画像です。

「うわぁ〜〜」っというボクの声に、兄が「火球(かきゅう)だ!」と叫びました。
そのとき同時に「ゴォーーーーーーーー」という音を聞いています。

実際に、火球の現象が起きているのは100kmほど上空。
「音」が到達するのは、光が見えた後、5分ほどかかるハズなんです。
しかし、間違いなく光と同時に「音」を聞いているんです。

このことを調べていくと、「電磁波音」という現象があることが分かりました。
音として聞こえても、その実体は音ではなく、
隕石の落下に伴って発生した電磁波が、
視覚を介さずに人間の脳に作用して、
流れ星の音として認識されていると考えられています。
どうやら、まだ解明されていないそうです。

電磁波の音を聞くなんて、貴重な体験をしたものです。

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