古大工道具2。

たかだい

2011年01月09日 22:17


先日の古大工道具のつづきです。

まずは、罫引き(けひき)の2種類。
材をけびくことによって、材に平行な線を印したり、
薄い板を割ったりする道具です。

上のは、一般的な筋ケヒキ。


そして、こちらは鎌ケヒキ。
奥行きのないところで、ケヒキができます。

ケヒキは刃によってけがくため、墨付けより細く、
精度の高い線となるため、細かい仕事に向いています。

大工道具というよりも、建具の仕事に適してます。


左から、矢床(やっとこ)、下げ振り(さげふり)、
硝子溝突き鉋(がらすみぞつきかんな) 豆鉋(まめかんな)です。

やっとこは、昔のペンチ。

下げ振りは、柱などが垂直に立っているかチェックする道具。

豆鉋は、底が丸く凹型になっていましたので、
アール面を取るものだと思います。

次回は、ボクが大好きな、溝突き鉋のちょっとディープな世界です。
お楽しみに。


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