吉野とつながり。
吉野といえば、杉の銘木で有名ですが、この杉林を見てください。
そこら辺の山と違うのが、足元まで明るいこと。
これが吉野の中でも、一目をおかれている林業家・岡橋清元氏の山なんです。
手入れが行き届いている山は、こういう姿なのです。
今回、吉野を訪れたのは、「森里海の会」に参加する目的でした。
この会は、林業や海洋の研究者、林業家、工務店、建築家など、
様々な顔ぶれが集まっているのが特徴です。
左よりアウトドアライター・天野礼子さん、林業家・岡橋清元さん、京都大学・竹内典之教授、同大学・高橋博士。
天野さんは、「釣り」と「川」の関係では有名ですね。「森里海の会」で塾長をつとめています。岡橋さんは、吉野・岡橋家第十七代目当主。竹内教授は、森里海連環学の生みの親です。高橋博士は、吉野の林業を研究しています。そうそうたるメンバーですね。
岡橋山の作業路です。
ただの砂利道にしか見えないと思いますが、これが林業の最先端なのです。
こうした作業路網によって、山を崩すことなく(これが重要)、材を引き出すことができるのです。
驚くことに、傾斜45°の崖のような斜面にも付けることが可能なのです。
今回参加された会のメンバーです。
日本でもトップレベルの工務店の代表や建築家が集まりました。
また、NHKや某大手広告代理店の方も参加されていました。
ボクにとっても、吉野材を正しい知識として学べ、大変に有意義でした。
そしてなによりも、人との繋がりになる良い機会でした。
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