旧東海道探訪2。
さて、東海道探訪のつづき、新居宿の旅籠(はたご)「紀伊国屋」です。
表の佇まいを撮影していなかったので、リーフレットから。
こちらは裏門からの写真です。
スケール感の良い小粒な家並の集合体で、
リズム感があって大変すばらしいです。
入り口を入ると、続き間が奥まであります。
明るいことよりも、暗いことの方が上質なんですね。
風呂は、桶には入らずに、手桶で浴びるようにしていたのだとか。
何気なく、由美かおるさんのサインと写真が。
ご一行もお泊まりになったのですね。
さて、みどころ2階の客室です。
天井高が低いですね〜。
しかし、入ってすぐに慣れ、何とも居心地が良いです。
ほら、建具なども美しく収まっています。
この旅籠から、様々なメッセージを受け取れました。
大きい、広い、高い、明るい、などの一見ポジティブなことよりも
小さい、狭い、低い、暗い、といった一見ネガティブなことが、
案外、人のスケールや感覚に「なじむ」のです。
居心地の良さの秘訣とは、こんな要素を上手に使うことなのです。
(つづく)
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