旧東海道探訪2。

たかだい

2008年04月06日 20:47


さて、東海道探訪のつづき、新居宿の旅籠(はたご)「紀伊国屋」です。
表の佇まいを撮影していなかったので、リーフレットから。


こちらは裏門からの写真です。

スケール感の良い小粒な家並の集合体で、
リズム感があって大変すばらしいです。


入り口を入ると、続き間が奥まであります。
明るいことよりも、暗いことの方が上質なんですね。


風呂は、桶には入らずに、手桶で浴びるようにしていたのだとか。

何気なく、由美かおるさんのサインと写真が。
ご一行もお泊まりになったのですね。


さて、みどころ2階の客室です。
天井高が低いですね〜。
しかし、入ってすぐに慣れ、何とも居心地が良いです。


ほら、建具なども美しく収まっています。

この旅籠から、様々なメッセージを受け取れました。

大きい、広い、高い、明るい、などの一見ポジティブなことよりも
小さい、狭い、低い、暗い、といった一見ネガティブなことが、
案外、人のスケールや感覚に「なじむ」のです。

居心地の良さの秘訣とは、こんな要素を上手に使うことなのです。

(つづく)



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