旧東海道探訪3。
東海道探訪の3回目は新居の町並です。
山門に切り取られた桜がきれいです。
新居の寺社は、1707年の宝永地震で津波が押し寄せたことから、
この小高い丘に移築したそうです。
江戸時代の都市計画です。
明治の廃仏毀釈や統廃合などで、現在は2社5寺が集まっています。
その散策路「寺道」が整備されています。
車も通れない細い小道もあり、
初めての人でも迷わないように、
道に印もありました。
さて、新居は碁盤の目のように道が通っています。
これも江戸時代の都市計画だそうです。
東西に少し太めの道、南北に細い道(↑)となっています。
この細い道を「小路(しょうな)」といいます。
全国のこうした小道を持つ地域が集まって、
「路地サミット」も開かれたそうです。
しかし驚くことに、過去に一度も拡幅工事をしていないのだとか。
建築基準法のいわゆる「2項道路」と思われますが...。
そぞろ歩くと、古い民家が残っています。
そして、至る所に「常夜灯」があります。
「厳島神社」への信仰が多いのだとか。
この「小松楼」は大正時代の芸姑屋さんです。
今、こちらの保存活用をしようとしているそうです。
内部のお掃除と、障子の張り替えは済んだそうですが、
外回りがかなり痛んでいます。
手を入れるにも、ボランティアでは限界があり、
なかなか思うようには行かないようです。
しかし、かつての文化を知る貴重な資料です。
なんとか市民の手で、「合併後」も残していってほしいと思います。
(つづく)
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