2016年08月26日

現場監理7/14。

現場監理7/14。
神宮寺の家、7月中旬の現場監理です。

神宮寺の家は、建具を一点モノで製作します。
その建具の打ち合わせをした関係で、1週間現場を空けていました。
おかげで、あらゆる箇所が変わっていました。

現場監理7/14。
前回、下塗りだった外壁が、仕上がっていました。
コーナーは、やわらかなアールを取っています。

このアールを一部では「ブルノーズ」と呼んでいますが、光の当たり方で、穏やかで優しい感じになりますね。
色合いも、テクスチャーも素晴らしいものです。

現場監理7/14。
室内に入って、まず目を引いたのは、階段のササラ桁。
階段下のサブの入り口の室内建具との取り合いも、うまく行きました。

現場監理7/14。
これはリビング側から。

玄関からは、手前のメインと階段下のサブの入り口があります。
階段でサブの入り口を何となくカバーして、奥まった感を出しました。

基本設計の際に、平面図で創造していた空間が、実際に見えた瞬間です。
こういうのがウデの見せ所なんです。
ちょっと地味ですが...。

現場監理7/14。
一部「仮の段板」を登って2階へ。
「仮の段板」を載せている理由は、また次回。

振り返るとロフトへ向かう階段が見えます。
こちらは全ての段板が、完成していました。

現場監理7/14。
ロフトへ上がる前にバルコニーもチェック。

グッと抑えられた感じがあるのですが、これが実は気持ちがいいのです。
広い空間を望む時には、穴蔵のようなところから見ること。
これは設計メソッドであり、鉄則です。

腰壁ができるとまた、さらに良くなるのです。

現場監理7/14。
そして、小屋裏のロフト空間。
スゴくいい部屋。

よく建物見学会で、最後に見に行くんですが、ここで話し込んじゃうっていうケースが多いのです。
天井が低くて、自然に座り込み、そのまま話が盛り上がるという。

普段の生活では、単なる物置ですが、その空間のポテンシャルは、実に高いものなんですね。



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