2016年09月16日
気密測定。
「神宮寺の家」工事完了前に、気密測定を行ないました。
気密測定では、建物から空気を吸い出し、室内外の圧力差から、隙間から漏れる空気の量を測定します。
そして、住宅の床面積1平方メートルに対して、隙間が何平方センチメートルあるか?
隙間相当面積(cm2/m2)というのですが、そういう数字で判断します。
5.0cm2/m2を下回れば気密住宅。
2.0cm2/m2を切れば優秀とされています。
さて、準備も整い、いざ引いてみると。。。。
2.0cm2/m2!
すこし前では、なかなか達成することが難しかった目標値の成績です。
しかし、現場のメンバーは納得がいきません。
いや、なんかおかしいと。
建物の隅々までチェックして、原因を突き止めました。
和室への小上がりの部分、この部分の気密が不十分であると発見。
早速、補修工事をと指示します。
さて、その後日。改めて、気密測定。
実験中の感覚が、明らかに前回と違います。
これはいくなあと。
合計3回引いたのですが、出てきた数字は、1.1cm2/m2、1.0cm2/m2、1.2cm2/m2。
気密性が高いと、換気扇などに貼る目張りが弱くなり剥がれてしまうので、最後は落ちました。
ということで、1.0-1.1cm2/m2の性能を有していることがわかりました。
気密測定は、こうして見えない箇所の検査をすることができるので、性能を知るだけでない効果があります。
スペック至上主義ではないですが、やはり安心感が違いますね。
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