2006年09月25日
困った家。

困ったこと。それは商業ベースの家づくり。
相撲の懸賞が史上最多という記事に眉をひそめたのは、私だけでないはずです。
その写真には、とある安売りハウスメーカーの大量の懸賞が写っていたのです...。
お金を稼ぐことが悪いとは言わないけど、コレはちょっとやりすぎだよね。
51本の懸賞が懸かり、1番当たりの最多記録となった千秋楽結びの朝青龍—白鵬戦。15日間合計本数も史上最多の1021本を記録した(24日、東京・両国国技館)
(写真・文ともに時事通信社)
家をつくるには、4通りの方法があります。
1.ハウスメーカーに依頼する
2.工務店・大工さんに依頼する
3.建築士(設計事務所)に依頼する
4.自分でつくる(セルフビルド)
「4.自分でつくる」ことができればいいのですが、一般の方は「2.」。
こだわっている方は「3.」をオススメします。
「1.」をオススメできないのは、広告費が価格の3割もあてられているから。
大切なお金は、東京かどこかの広告会社か、「懸賞」に流れるだけです

もったいない。
ボクは独立するときに、工務店をつくろうか、設計事務所をつくろうか迷いました。
どちらも地元に最新の技術を還元して、イイ家をつくれるからです。
そして、「地元の山」と「地元の職人」に良い仕事をやってもらいたいと考えたのです。
「山」と「里」とが経済で結ばれ、ひいては浜松圏のためになると夢見たのです。
設計事務所としたのは、まず、身軽なこと。
施工をやると大切な設計に「甘え」が出ること。
そして、お施主さまのニーズを引き出し、丹念に作り上げるには、小さな工務店では忙し過ぎて難しいと思ったわけです。
実際に工務店の中には、設計と施工を分離して、ウチのような設計事務所へ仕事を回してくれるところもあるのです。
先日、「3.」の方法で、ウチにこられたお施主さまから、「設計事務所にして良かった」と思える言葉をいただけました

こうした言葉を胸に、ウチは「懸賞」をかけず、キッチリとしたイイ仕事をしていきます。
Posted by たかだい at 20:02│Comments(0)
│イエ