2009年12月02日
新種の壁。

ブログ、少しご無沙汰になってしまいました。
「体調が悪いの?」とご心配のメールもいただきました。
ありがとうございます。元気でやっています。
先週は3日間、お休みをいただいて、充電(放電?)できました。
また、その後2日間の出張。
出張帰りに、締切3本アップで、昨日は明け方4時まで徹夜。
とハード・スケジュールでした。
また追って、このあたりを書きたいと思います。


さて、昨日は浜松市北区細江町「乎豆の家」の現場監理でした。
建具屋さんと、納まりについて打ち合わせをしました。
現場は、2階の内壁の仕上げができていました。
この壁は、おそらく誰もやっていない仕上げ方だと思います。
つまり「新種の壁」というわけです。

ローコストでも、クロス仕上げを望まないお客さまでしたので、
当初は、シナベニア仕上げの壁を提案する予定でした。
しかし、白系の壁でローコストはできないかと、思案しました。

それがこの素材、ジプトーンです。
ローコストで天井を仕上げたい場合に、よく使われる材料ですが、
それを壁に利用したのです。
いわゆる「塗装仕上げ済みのせっこうボード」で、
この模様は、「虫食い」とよく言われますが、
実は、トラバーチンという大理石を摸したそうです。
天井の時は、ビス頭がそのままでも、
この模様で「誤魔化される」という、「優れた模様」です。
しかし、壁では、目線により多くさらされますので、
細巾板を打ち付け、ビス頭を少し隠しながら、
アクセントとしました。

【追記】トラバーチンのリンク変更しました。12/2 21:50