2012年08月06日
完成写真、公開。

磐田市「二之宮の家」、完成見学会は大盛況に終わりました。
お礼が遅れましたが、ありがとうございました。

その後、外構工事を除いた残工事とクリーニングを済ませ、
引き渡しを無事済ませました。

そんな引き渡しの前日に、完成写真を撮らせていただきました。

広告の印刷前に外観は撮っておりましたが、そのときの方が
トマトたちに勢いがありました。

って、見てもらうのはそこではなく、壁の雁行、広縁、軒の出、
越屋根、袖壁という、日本のデザインが踏襲されています。

これにより、風を室内に引き入れたり、日を遮ったり、
熱気を抜いたりと、日本建築の伝統の中で培われた
エコデザインをしています。


内部は、自然素材をふんだんに使いました。

真壁で、梁や柱を見せ、左官仕上げの壁、シナの天井、
建具はすべて製作のものです。

正面の簀戸(すど)など、透明感があって、涼しげですね。


建物の中は、緩やかに繋がっていて、家の中の気配を感じることが出来ます。

縦格子も、気持ちいいものです。


簀戸は、引き込むことが出来ます。
あけると、小上がりの畳コーナーです。


畳コーナーの南側は、掘りごたつ式の足を下ろせるカウンターになっています。
天竜杉の一枚板は、その存在感を静かに主張しています。


リビングは座卓形式で、キッチンまで一体の大きな空間となっています。


キッチンは、キッチンハウス製のアイランド型キッチンです。
グルリと回れるので、使い勝手がイイですね。


キッチンからは、いろんなところに目をやれるようになっています。
テレビも、もちろん見えますよ。


トイレは、定番スタイルの0.5坪タイプ。


洗面は、製作で黒い洗面ボールとトール水栓を組み合わせました。


こちらはキッチン裏のパントリー。
何でも呑み込むことが出来る、収納量が魅力的です。


さて、2階に上がると縦格子、本棚が吹抜まわりを固めます。
伸びやかな空間の一部を、書斎コーナーとして使います。


吹抜の上には、シーリングファン。
このファンが一つあるかどうかで、温熱環境はがらりと変わります。


こちらは主寝室。
コンパクトながら、面白い空間です。


そして、子ども室。
文句なく楽しい空間になりました。

ロフトの上には、ルーバー天井越しに、越屋根の窓が抜けています。
熱気はこちらから捨てますよ。

より多くの写真は、こちらよりHPをご覧下さい。
二之宮の家 完成写真のページ
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