2015年11月10日
設計コンセプト

建築が人をアフォードする。
建築によって人は、ココロも身体も大きな影響を受けます。
大切な人をどのような環境に置きたいか。
人・建築設計所が求めている設計とは、最上級の環境です。
こうした設計思想は、住宅にとどまらず、作業環境を考える工場や事務所、店舗。
学習環境を考える学校、児童福祉施設。
医療、高齢者福祉施設などの設計にも、共通した設計コンセプト。
たとえば、木造の体育館に太陽熱を利用した床暖房を取り入れました。
南アルプスの真冬でも、ヒートショックが少なく、筋肉の緊張がゆるみ、
そのため安全な建築となりました。
また、真夏に劣悪な環境となるクリーニング工場に、
自然エネルギーを使ったパッシブ換気と、
機械を使ったアクティブ換気・冷房・送風の効率よい組み合わせで、
作業効率の高い環境をつくりました。
この工場には全国から見学者がお見えになり、
体感された方からの依頼で、温熱改修のサポートもしております。
こうした原点となっているのは、東京藝術大学名誉教授・奥村昭雄氏の
ところに書生として置かせてもらったことから。
師匠に、毎晩のようにお酒を飲みながら、建築だけでない、
あらゆる自然科学を伝承された結果であると思います。
これを次世代に繋げるために、いくら忙しくなっても
講師という仕事を続けていきたいと考えています。
Posted by たかだい at 14:05│Comments(0)
│プロフィール
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。