2009年02月23日

配筋検査。

配筋検査。
今日は静岡へ、配筋の検査に行ってきました。

基礎の鉄筋の太さや本数は、計算して決まります。

建物の各部の重量を拾って、生活する際の家具や荷物の重さも検討し、
基礎にかかる力を計算します。

ボクの計算は、一番厳しいところで計算値を取るので、
全体的に、かなり安全側の設計です。

ギリギリな設計の方が、安くいくのかもしれません。
(実際の見積もりは、ほとんど変わりません...)

数年前、中越地震で調査に入った時、基礎が壊れていたのをいくつか見ています。
壊れた基礎は、欠陥のある基礎だったり、旧来の基礎だったりですが、
万が一、基礎が壊れると、建物の修復は難しいでしょう。
もし修復できたとしても、その費用は跳ね上がります。

それを考えれば、鉄筋量が少しばかり増えても、
トータルコストが抑えられると考えています。

これも、ボクの考える品質コストマネジメントのひとつです。icon01




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この記事へのコメント
いいですね。
目先のローコストに囚われがちですが、
ライフサイクルコストで考えること、
本当に大事ですよね。
Posted by harosheep at 2009年02月25日 22:47
Harosheepさん
こんばんは。お疲れ様です。

この段階では、いろんな構造計算が終わっているわけですが、
ボクは結構細かくやるタイプで、難解なパズルを解くように、
耐力壁の配置と強さを、何度も調整しながら決定します。

難しいものが、スッキリとする瞬間があり、これが気持ちよいです。
常に締めきりと隣り合わせなので、おかげで徹夜を重ねています。^^
Posted by たかだいたかだい at 2009年02月26日 03:07
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    コメント(2)