2007年07月23日
町の工務店ネット。

「町の工務店ネット」が、いよいよ動き出します。
WEBの時代ですから、フランチャイズではなくネット。

注目する点は、「住まいを予防医学する」目的で「町の小さな工務店」が結集することです。
しかし、こうした意志で集まった工務店を、各家庭に理解してもらうのは大変なこと。
そのツールとして、「住まいを予防医学する本」という分厚い本を出版します。
これを町の工務店を通じて、各家庭へ貸し本(8ヶ月間)するというのです。
この貸し本は無料で、工務店にも各家庭にも負担なく、意志疎通を図るという仕掛け。
実にユニークです。
さて、いままでの住宅は、ハード面ばかり注目されてきました。
でも、本来「住まう」というのは、ソフトの方が肝心。
その切り口を「予防医学」とすることで、全部考えられてしまうから面白いです。
芝居を見て笑ったり、大きな声で歌ったり、
予防医学は、そんなことからスタートします。
大きな広々とした空間で、伸びやかに暮らすことも予防医学です。
でも、小さくても、のびのび暮らせる家がつくれれば、それは同じこと。
「設計力」というソフトが必要になるわけです。
ソフトを学ぶべく、かなり豪華講師で、スクールを開くのもこのネットの特長。
今回も7/26(木)に公開スクールが開催されます。
奇しくも、記念講義に「建築と地震リスク学」として、東京大学教授・神田順さんの講義があります。
また、建築家・永田昌民さんの「住まいの設計を勉強しよう」という「垂涎」の講義もあります。
日本のバウビオロギー(建築生態学)運動の中心になる可能性もあり、
「予防医学」住宅の先頭を切っていくことは間違いないでしょう。
「住まいを予防医学する本」には、ボクも編集委員として参加しています。

Posted by たかだい at 22:37│Comments(0)
│イエ