2009年08月02日
住吉浄水場ポンプ室。

浜松市、住吉浄水場のポンプ室です。
この建物を、昨年、地域文化財の専門家を養成する講座で、
浜松の建築士たち4名が題材に取り上げました。

昭和6年2月1日に通水を開始したという住吉浄水場。
大原浄水場が完成するまでの約40年間、常光町で取水した
天竜川の伏流水を受け入れ、浄水処理していました。

レリーフや放物線のデザインの窓。

鉄筋コンクリートにモルタル仕上げ。

直線的なデザインのステンドグラス。

屋根は、鉄骨トラス。

内部には機械しかない空間なのにタイル張り。
これらすべての設計が、典型的な当時の特徴です。

それにしても、各種の設備が面白い。

アナログの計器。

ポンプの配置。

計器板。

オペレーション台。
これらすべてのデザインが、モノクロの鉄腕アトムのよう。
今の機械より、面白く感じます。

さて今後、この建物をどう活用していくのか。
保存活動の動きも、これからのお楽しみです。

Posted by たかだい at 22:56│Comments(0)
│建物探訪