2012年01月19日
耐震補強の調査。

静岡県では「約20万棟」の旧基準の木造住宅が倒壊すると言われています。
対策としては、平成27年まで「TOUKAI-0 = 倒壊0」という
耐震診断、補強の補助金プログラムが用意されています。

詳しくはこちらに記しましたので、ご覧ください。

さて昨日は、こうした耐震補強の計画で、実際に調査してきました。

図面もある程度残っており、それをもとにチェック。
しかし、図面に記されている筋交いが、横架材(梁や桁)まで達してないので、
ほぼすべての筋交いが、役に立たない状態でした...。


基礎は、無筋コンクリート。
さらにシロアリ業者が消毒のために、基礎を壊して回れるようにしたのだとか...。
アンカーボルトが剥き出しになり、土台の継ぎ手もギリギリかかっている程度。
見た目はすごくきれいな仕上がりになっており、
「いい家ですね〜」と、褒めていたのですが、
帰る頃には「これは困ったな〜」と、頭を抱えたわけです。
構造だけでなく、断熱も、気密も、防湿も、施工方法も、
まったくと言っていいほど問題だらけ。
見てしまったからには、説明責任があります。
しかし、高齢者世帯ということもあり、具体的にどう解決するか。

なかなか難しい問題ですから、慎重にお話ししなければ。
さて、どうしましょう。

Posted by たかだい at 17:21│Comments(0)
│耐震補強
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