2007年04月13日
吉野とつながり。

吉野といえば、杉の銘木で有名ですが、この杉林を見てください。
そこら辺の山と違うのが、足元まで明るいこと。
これが吉野の中でも、一目をおかれている林業家・岡橋清元氏の山なんです。
手入れが行き届いている山は、こういう姿なのです。
今回、吉野を訪れたのは、「森里海の会」に参加する目的でした。
この会は、林業や海洋の研究者、林業家、工務店、建築家など、
様々な顔ぶれが集まっているのが特徴です。

左よりアウトドアライター・天野礼子さん、林業家・岡橋清元さん、京都大学・竹内典之教授、同大学・高橋博士。
天野さんは、「釣り」と「川」の関係では有名ですね。「森里海の会」で塾長をつとめています。岡橋さんは、吉野・岡橋家第十七代目当主。竹内教授は、森里海連環学の生みの親です。高橋博士は、吉野の林業を研究しています。そうそうたるメンバーですね。

岡橋山の作業路です。
ただの砂利道にしか見えないと思いますが、これが林業の最先端なのです。
こうした作業路網によって、山を崩すことなく(これが重要)、材を引き出すことができるのです。
驚くことに、傾斜45°の崖のような斜面にも付けることが可能なのです。

今回参加された会のメンバーです。
日本でもトップレベルの工務店の代表や建築家が集まりました。
また、NHKや某大手広告代理店の方も参加されていました。
ボクにとっても、吉野材を正しい知識として学べ、大変に有意義でした。
そしてなによりも、人との繋がりになる良い機会でした。
Posted by たかだい at 23:41│Comments(16)
│建物探訪
この記事へのコメント
高橋どの
先日はお疲れ様でした。森里海も少しずつ人数が増えて賑やかになってきました。次回もお会いできることを楽しみにしております。
リンクさせて頂きました・・
先日はお疲れ様でした。森里海も少しずつ人数が増えて賑やかになってきました。次回もお会いできることを楽しみにしております。
リンクさせて頂きました・・
Posted by ShopMaster at 2007年04月14日 12:50
菅さま
リンクいただきありがとうございます。こちらも張らせていただきました。
吉野式間伐や作業路は、見習うところがあります。林業家のスクールの立ち上げは、良い案ですね。国産材を多くの方が普通に使えるような社会づくり、これからの「森里海の会」に掛かっているのかも知れませんね。
リンクいただきありがとうございます。こちらも張らせていただきました。
吉野式間伐や作業路は、見習うところがあります。林業家のスクールの立ち上げは、良い案ですね。国産材を多くの方が普通に使えるような社会づくり、これからの「森里海の会」に掛かっているのかも知れませんね。
Posted by たかだい at 2007年04月15日 15:31
天野礼子?若き頃、長良川河口堰反対とカヌーで下ったのを思い出しました。
Posted by 爪田 at 2007年11月06日 21:07
爪田さん
はい。あの天野礼子さんです。^^
もしかして、一緒にカヌーで下ったのですか?
それは凄いことですね〜!
はい。あの天野礼子さんです。^^
もしかして、一緒にカヌーで下ったのですか?
それは凄いことですね〜!
Posted by たかだい
at 2007年11月07日 00:34

高橋さま
この作業路に関して興味があります。
もし、素人にもわかる読み物などご存知でしたら、
教えていただけるとうれしいです。
この作業路に関して興味があります。
もし、素人にもわかる読み物などご存知でしたら、
教えていただけるとうれしいです。
Posted by 爪田 at 2007年11月07日 20:16
爪田さん
この本が決定版です。
大橋慶三郎 道づくりのすべて
http://www.ringyou.or.jp/oohasi-michidukuri-pr.htm
この本が決定版です。
大橋慶三郎 道づくりのすべて
http://www.ringyou.or.jp/oohasi-michidukuri-pr.htm
Posted by たかだい
at 2007年11月07日 21:21

高橋さま
ありがとうございます。タイトルに名前が冠してあるところから
この世界のスターであると拝察します。この本は県内の図書館には
あいにく無いようなので、後日国会図書館からとり寄せようと思います。
春野町に同じ著者の「路網を生かした間伐林業のマネージメント」が
ありましたので、これを予約いたしました。物好きに付き合わせてしまって
すみません。
ありがとうございます。タイトルに名前が冠してあるところから
この世界のスターであると拝察します。この本は県内の図書館には
あいにく無いようなので、後日国会図書館からとり寄せようと思います。
春野町に同じ著者の「路網を生かした間伐林業のマネージメント」が
ありましたので、これを予約いたしました。物好きに付き合わせてしまって
すみません。
Posted by 爪田 at 2007年11月08日 21:29
爪田さん
この本は、林業家がこぞって買い求めています。
ボクも実際見ましたが、わかりやすいし、面白いです。
作業路は「大橋式」といわれています。
山を崩さずにつくるということを徹底的に研究されたのです。
物好きにはたまらないと思いますよ。^^
この本は、林業家がこぞって買い求めています。
ボクも実際見ましたが、わかりやすいし、面白いです。
作業路は「大橋式」といわれています。
山を崩さずにつくるということを徹底的に研究されたのです。
物好きにはたまらないと思いますよ。^^
Posted by たかだい
at 2007年11月08日 21:38

高橋さま
はい、物好き道を邁進いたします。
はい、物好き道を邁進いたします。
Posted by 爪田 at 2007年11月08日 21:54
爪田さん
整理収納もアタマの片隅にね。^^
整理収納もアタマの片隅にね。^^
Posted by たかだい
at 2007年11月08日 23:56

高橋さま
写真が豊富で、目次を読んでいても、確かに面白そう。
「道の働きは無限で、物事を創造し、いつとはなく変化させる」
なんて、シビレます。
アクセスをし易くすると、思ってもみなかったほど可能性が広がるということでしょうか。
これは整理収納に通じますね。「適切な整理収納ができれば、
その働きは無限で、物事を創造し、いつとはなく変化させる」
早くこんな風なこと言えるようになりたい。
写真が豊富で、目次を読んでいても、確かに面白そう。
「道の働きは無限で、物事を創造し、いつとはなく変化させる」
なんて、シビレます。
アクセスをし易くすると、思ってもみなかったほど可能性が広がるということでしょうか。
これは整理収納に通じますね。「適切な整理収納ができれば、
その働きは無限で、物事を創造し、いつとはなく変化させる」
早くこんな風なこと言えるようになりたい。
Posted by 爪田 at 2007年11月09日 01:43
爪田さん
山の開道は危険(破壊)を伴うもの。
それを理解すると、この本の価値を見いだすことができます。^^
山の開道は危険(破壊)を伴うもの。
それを理解すると、この本の価値を見いだすことができます。^^
Posted by たかだい
at 2007年11月12日 22:45

高橋さま
先日取り寄せるといった本、未だに回送中で、手元に来ません。春野町からいったい何日かかるのでしょう?
先日取り寄せるといった本、未だに回送中で、手元に来ません。春野町からいったい何日かかるのでしょう?
Posted by 爪田 at 2007年11月13日 23:04
高橋さま
今、著者の経歴を調べてみたら、「千早赤阪村に祖父の代に植林された山林を1949年に引き継ぐ。」とありました。千早赤坂村と聞いたら俄然行ってみたくなりました。
物好き
今、著者の経歴を調べてみたら、「千早赤阪村に祖父の代に植林された山林を1949年に引き継ぐ。」とありました。千早赤坂村と聞いたら俄然行ってみたくなりました。
物好き
Posted by 爪田 at 2007年11月13日 23:34
爪田さん
ホント、物好きですね。^^
作業路から、わらしべ長者のように徐々に大きなところへ興味を持つなんて、素晴らしいですね。
うらやましいですよ。
ホント、物好きですね。^^
作業路から、わらしべ長者のように徐々に大きなところへ興味を持つなんて、素晴らしいですね。
うらやましいですよ。
Posted by たかだい
at 2007年11月13日 23:56

高橋さま
壊れたGPSを持ってジオキャッシングしているようなものです。
壊れたGPSを持ってジオキャッシングしているようなものです。
Posted by 爪田 at 2007年11月14日 23:32